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2006年02月01日 23:35
2005年12月26日 23:46
水分多いコンクリ使用か 藤沢の物件で議員が指摘 (共同通信)
耐震強度偽装問題で、強度が基準の15%しかない
下条議員は「実際には、耐震強度が15%よりも不足し、耐久性も低下しているのではないか」と話している。
マンションは木村建設(
下条議員は、木村建設
コンクリート工事におけるコンクリートの水増しは、生コン打ち込み現場において作業性を向上させるために結構よく聞く話であるが、これがコンクリートの強度と耐久性の低下となる、重大な瑕疵につながることを知らない現場施工者が結構いるようである。
我々の戸建て住宅においても基礎工事はコンクリート工事になり、鳶(とび)或いは頭(かしら)と呼ばれる職方が施工し、コンクリートの知識が浅い頭も少なくないようだ。
コンクリートの耐久性と強度を決める「水セメント比」
コンクリートの話を始めると長くなってしまうので、ここではかいつまんで話すが、そもそもコンクリートの圧縮強度・耐久性は「水セメント比」で決まる。 コンクリートは強いアルカリ性であるが、時間の経過と共に表面から中性化が進み、鉄筋の位置(通常被り厚さが30mm)まで中性化が及ぶと大気中の酸素によって鉄筋が錆び始める。 この状態をコンクリートの寿命とし、ここに至る年数を「中性化速度」といい、中性化速度の遅い(耐久性の高い)コンクリートを得るには、コンクリート中の水とセメントの重量比である「水セメント比」を小さくする。
現在一般に用いられているコンクリートの水セメント比は60%前後であるが、この場合の中性化速度は60年程度であり、水セメント比を55%にすると中性化速度は二倍の120年になる。
又、コンクリートの強度においても、水セメント比を小さくすると強度が高まり、水セメント比が小さいほど丈夫で長持ちするコンクリートが得られるのだが、水セメント比を小さくするとコンクリートの流動性が鈍り(スランプが小さくなる)作業性が悪くなるので、一般的には水セメント比50%程度が限界のようである。
我々がレディーミクストコンクリート(生コン)を発注する場合「21-15-25」というような数字を指定するが、これはコンクリートの「呼び強度-スランプ-粗骨材の最大寸法」を表している。 こうしてコンクリートの強度と流動性を指定して頼んだコンクリートに、作業性が悪いからといって現場でコンクリートに水を足してしまうと、耐久性と強度が極端に低下してしまう訳である。
夏季も冬季も充分な養生を
また、コンクリート(ポルトランドセメント)は水硬性であり、水との化学反応で凝結し、水中でも固まるのである。 早く固めようとして直射日光に当てたり風を送ったりしてコンクリートを乾かそうとすることは間違いで、クラック(ひび割れ)の発生と強度不足が起こりますので、湿潤状態を保つように養生をします。
この他、コンクリート施工上の留意点とすると、朝夕の寒さが氷点下となる丁度今時のコンクリート打ちです。 この時期は打設後にコンクリートが凍ってしまう危険性があり、凍結によりコンクリートを破壊してしまいます。 また、コンクリートは4℃以下では強度が進まないともいわれていますので、冬季のコンクリート打ちには充分な養生が必要となります。
2005年12月15日 23:51
建築業界の不審を招き、大きな社会問題となっている「耐震強度偽造問題」も作日、国会の証人喚問で黒幕といわれる総研の「内河健」が、ついに国会に現れた。
これまで何かと矢面に立たされ貧乏くじを引かされ続けてきた姉歯元建築士であるが、真相が明らかになるにつれ姉歯氏の立場は、下請け末端の「NO!」とは言えない辛い立場での仕業といった同情的な見方も出てきた。
黒幕の「内河健」は、名前が浮かび上がってきた当初「自分も騙された方だ」とか言って微笑まで浮かべてテレビのインタビューに答えていたが、その後、雲行きが怪しくなってきたら偽装離婚までして、女房に慰謝料として全財産を預けて自分の財産を守り、また、世間そして証人喚問に出るの拒むために、具合も悪くないのに一流ホテル並みの病室に入院までしたホンマの悪。・・・とはいっても黒幕はこの一人にとどまらないようである。
実は私、先週の金曜日に左手薬指を少しばかり怪我をしまして整形外科に通院してますが、昨日は病院の待合室においてあるテレビで、証人喚問の一部を見てました。
自民党議員、或いは民主党の○○○タイゾー議員などは的外れな質問で、何ら真相が解明しそうにありませんで、午前の質疑は終わった。
午後に主役(内河健)が登場し、初めの自民党議員の質疑には、例のごとく余裕で受け答えていたようですが、今回の事件を徹底的に調べあげてきた民主党の馬淵議員の追求により、総研を頭とする関連企業の「一気通貫」の構図が描かれ、さすがの大物黒幕も平静を装うことができない有様となった。
この詳しい状況については私が言うよりは、こちらのブログ(馬渕議員VS内河健)をご覧になったほうが余程楽しくお分かり頂けるお薦めのブログです。 (こちらのブログは、ともあれブログランキングの得票数が桁違いの注目ブログで、手ぬるい与党の追求を初め、マスコミで報道されている以上の、今事件の裏側が過去ログにて楽しめます。)
耐震強度不足のホテル・マンション建設を頭となって進めてきた総研(総合経営研究所)だが、これらのビル建設は日本国内にとどまらず、海外(特に中国)でも数多く建ててきたようで、今後は国際問題としての進展も気になるところである。
◆ “黒幕”の素顔 (新聞抜粋)続きを読む
2005年12月11日 00:09
7日カナダのモントリオールで行われた地球温暖化防止条約締約国会議
「2013年以降の温暖化対策の国際的枠組み作りを巡り閣僚レベルの議論を本格的に始めた。 カナダのマーティン首相や欧州連合(EU)の代表が、温暖化対策の交渉に応じようとしない米国を名指しで批判。 米政府も真っ向から反論するなど、亀裂が浮き彫りになった。」
後ろ向きなブッシュ政権に対し自治体・企業レベルでは
そんな温暖化対策に消極的な米国政府だが、いまアメリカの180以上の市の市長が、京都議定書でアメリカが削減すると約束していた二酸化炭素排出量の1990年比7%削減を自分の自治体では守る、と宣言しているようである。
「自治体の中には、ロサンジェルス市、デンバー市、ニューヨーク市などの大きな市も入っていて、自治体レベルや企業レベルでは、ブッシュ政権の後ろ向きな姿勢とはまったく正反対の積極的な取り組みを進めているところも多い」
また、イラク戦争などを始めとする対外政策や京都議定書離脱問題などから、海外での反米感情が高まり、アメリカ製品の不買運動などが高まっているらしい。
参考までに【アメリカが挙げている京都議定書に入らない理由】は
1)京都議定書は先進国だけに義務を負わせているが、地球温暖化は開発途上国からの二酸化炭素も大きな影響があるので、実効性に乏しい。
2)排出権取引など実質的に二酸化炭素を減らさなくても目的を達成することができるので、「骨抜き規制」になっている。
3)経済活動が停滞しているロシアやイギリスが賛成するような条約を結ぶタイミングではない。
それぞれ主張があって当然であるが、米国政府は「環境より経済を優先すべき」という考えが未だ強いようです。 しかしその考えも米国草の根では、覆そうとする動きが出てきているようです。
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2005年12月04日 20:55
日本では【家づくり】というもの、建てた後に後悔する方たちのなんと多いこと、そしてその日本の家づくり「家は三回建てないと納得した家がつくれない」と言われているほどです。
一生で一番高価な買い物である「我が家」、そう何度も建て替えられる方はいないもので、そんな初めての家づくりでも「後悔しない理想の我が家」が持てるよう、「小冊子の配布、セミナーや見学会の開催、家づくりの相談、安心な業者の紹介」などの活動を行っている、快適でエコロジーな住まいを目指す住宅研究会です。
まだ入会して間もない私どもですが、毅然とした会の「目的」「家づくりの考え方」は、私が目指しているものと一致するものであって、今後の期待も大です。
ところで「快適エコ住宅研究会」そして「木の城工房」代表の上野修一氏(通称修ちゃん)ですが、神業ともいえるブログを7本もこなしている凄い方です。
快適エコ住宅研究会