2007年11月15日 00:23

檜の桟積み天然乾燥

杉は乾燥し難い木材なので、伐倒して枝葉をつけたまま山でねかして乾燥させる「葉枯らし乾燥」を施し、乾燥を促進させます。
その「葉枯らし乾燥」を行うと木材の色が綺麗に仕上がるといわれますが、時期や伐倒の条件などにより、乾燥状況にも大きな差が生じます。

檜桟積み天然乾燥そんな杉、そして檜のストックを毎年行っている私どもですが、今シーズンは例年より早めに乾燥ストックが始まっています。

私どもの木材ストックは杉9割、檜1割といったところで、檜のストック量が不足がちであり、そんな不足を補うため、この秋は檜を中心にストックが進行しています。

檜は杉に比べると乾燥し易く、特に山での「葉枯らし乾燥」などを行わなくとも乾燥が進むので、伐倒して直ぐに玉切り、そして製材、桟積み乾燥となっています。

この秋もここ数日やっと湿度が低くて風の吹き乾燥が進む気候となってきたのですが、ここ数年の秋の天気は湿度が高く、木材が乾燥し難い天候が続く秋となっているように感じます。



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コメント一覧

1. Posted by 木の家・自然素材の家づくりの修ちゃん   2008年02月22日 13:10
天然乾燥の材のストック、うらやましいですね。
人工乾燥材を造るまでの消費エネルギーを考えれば
天然乾燥が一番ですね。

先日兵庫県まで視察の新幹線内で北村さんと一緒でした。小谷さんにも大変お世話になりました。
東京からの帰り道で松島さんの小冊子と小谷さんの小冊子を読ませていただきました。
松島さんの地産地消にこだわる理由がよくわかってよかったです。環境にやさしい家造りを提案する私も、みならはなく手はいけませんね。

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