2005年10月04日

鹿・熊による立木の被害

今年も早くも10月を向かえ、そろそろ木の伐採の時期になってきました。

 

面積の94%を森林が占めている私どもの地域は、標高500m前後で杉の生育に適し、良質な木材が生産されてます。 私のところでも先祖から受け継いだ20ha程の山林を所有し、毎年山の手入れを含めて、住宅消費用の木材を伐採しストックしています。

その山林も一箇所にまとまっているわけではなく、ある程度の面積で数箇所に点在してある。 そこで3年も覘かないでいる山に行くと、驚く状況となっている場合があるのです。

 

それは木の幹の樹皮を鹿や熊に剥かれ、あるところでは3割も4割も被害にあっているところでさえある。 そして育ちの良い木ほどその被害に遭うものである。

一周り剥かれたものは枯れてしまい、一部でも樹皮が残っているものは枯れずにいるのだが、腐れ部分が上まで浸透してしまい、基の良い部分が使い物にならない状態となる。

 

鹿食害

 

写真は、鹿や熊により樹皮を剥かれ、枯れて茶色くなった木ですが、この枯れた木の廻りの木も、相当な被害に遭っているはずです。

 

 

まさに林業家にとっては、木材価格の低迷に加えて「弱り目に祟り目」状況といえます。

 

鹿食害防網

 

鹿や熊に樹皮を剥かれる被害を防ぐために施された防護網ですが、取り付ける手間の他に材料代が一本当り500円ほどかかっています。

 

 

新しく植林した苗木においても、鹿が新芽を食べて、木の成長を妨げてしまう。 そんな新植地では周囲を防護柵で囲み、鹿の侵入を防いでいる。

 

鹿食害防護柵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狩猟者の減少や規制などにより鹿の天敵が少なくなり、近年鹿が増えすぎているのは事実であるが、自然との共存共栄には、まだまだ課題が多いようである。

最後までお読み下さりありがとうございました。

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kigocoro at 01:53コメント(2)トラックバック(0)木と山の物語  

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コメント一覧

1. Posted by 山崎   2005年10月04日 19:40
 初かきこです。


自然が豊かになることは、素晴らしいと思います。


野生動物のテリトリーに人間が侵入したのも事実です。

でも、野生動物が玄関を開けて入ってくるのも困りますよね。
田舎の長野でも不審者よりも猿・鹿・熊に対する防犯レベルのほうが高いといっています。


うまく共存できるといいですね(・・)
2. Posted by (匠)松島です   2005年10月04日 22:14
山崎さん、コメントありがとうございます。

天敵のいない人間が、他の野生動物の天敵について如何のと言うのは、身勝手なことでした。

動物園ではオリの中に動物が入っていますが、今、農村ではオリの中に人間が入って作物を作っていますね。
猿・鹿・猪などの野生動物は「人間が作ったものは美味い」と一度学習してしまうと、野山に食べるものがあっても、人のものを欲しがるようで、これも困ったものです。

うまく共存する一番の方法は、人間が進化して動物と話し合いが出来ることなんでしょうけど、まだまだ人間同士でも話が折り合わない状態では、先が長い話です。



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