2005年08月30日

日本の民家と瓦屋根 3

今、築50数年の民家の屋根葺き替えをしていますが、古くなった和瓦(桟瓦)を降ろす中で、感じたことが幾つかありました。

 

50数年の間、時々補修しながら使い続けてきた瓦屋根でしたが、下地の傷みなどから瓦がずれてきて、雨漏りの気配がしてきたために、今回葺き替えを行うことになりました。

 

和瓦屋根そんな中でまず第一に感じたことは、瓦の耐久性が優れていることには大変に驚きました。 

 

風雨と夏の融けるような暑さ、そして冬の凍るような寒さに50年以上の間さらされながら、瓦自体はまだまだ充分に使えそうなものでありました。

 

和瓦棟そして次に感じたことは、瓦を安定させるために使われている葺き土の多さと重さに驚いたのですが、特に棟にはかなりの葺き土が使われていて、この和瓦屋根の重さは200kg/坪近いことと思います。

 

最近の桟瓦はこれほど葺き土を使用せず、かなり軽量化されてきたことでしょうが、それでも瓦屋根は重量があるため耐震性に不利であるといわれています。

 

この瓦屋根の重さに関して「耐震性に不利である」こととは逆に、これほど重い瓦屋根を支えてきた日本の民家の堅牢ぶりに、改めて感心しました。 最近の多くの家は、この瓦の重さに耐える自信がないということでもあり、25年寿命の造り住宅に瓦屋根は、無理な話となるのでしょうか。 

 

最後までお読み下さいまして、誠にありがとうございました。

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kigocoro at 00:44コメント(6)トラックバック(0)古民家・伝統構法  

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コメント一覧

1. Posted by 健作夢通信   2005年08月30日 08:27
松島さん いつもコメントありがとうございます。アトピッコセミナーも10/7に決まりそうです。

瓦も最近、住宅が洋風化してきて平板瓦が多くなってきましたですね。しかし、和瓦より耐久性、耐水性が劣ると聞いています。やっぱり和瓦のもんですね。
2. Posted by 本業に戻った茜依子   2005年08月30日 10:30
松島さん、新しいブログにコメントありがとうございました。
50年以上も家を守ってきた和瓦の強さが良くわかる内容でした。
また、かつて棟梁にしっかり造られた日本家屋は、造り手の魂が込められていて丈夫なんでしょうね。


3. Posted by (匠)松島です   2005年08月30日 20:35
大島さん、
そうです、瓦といっても色々ありますね。
和瓦でも寺社建築などには、平瓦と丸瓦を組み会わせた「本瓦」があり、重量も相当あるようですね。
4. Posted by (匠)松島です   2005年08月30日 20:46
本業に戻った茜依子さん、
知識・活動共に広範囲に亘っていて凄いですね。
人も住まいも骨太に越したことはないようです。
5. Posted by 本業ではない方の茜依子   2005年09月01日 08:00
おはようございます。
ス早いコメントありがとうございました!
リクエストです。この家の葺き替えが終了したときの様子、また見せてください。
それと、もう一つリクエスト。
野球を教えてられる松島さんの写真をどこかに載せて欲しいです。
松島監督、質問です。
松島さんの自己紹介の写真、どうして下をむいてらっしゃるのですか?
照れ屋だから???
ずっと気になってました。
6. Posted by (匠)松島です   2005年09月01日 23:50
本業ではない方の茜依子さん、リクエスト請け賜りました。
自己紹介の写真の質問についてのお答えですが、
他に何枚か、別の目線や別の角度からの写真もあるのですが、「指名手配写真」に近いものが多く、中でも一番人相が良さそうなものをアップした次第です。

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