2005年05月17日 01:03

築200年のお宅より

今日から、近くのY様からの依頼により、床の張替えの工事が始まりました。
 
27年程前に張ったフローリングの張替えで、下地からそっくりやり直しとなり、新しく張る床板は、檜の無垢縁甲板です。
今日は、お勝手(台所)の床板張替えでしたが、お客様のお母さんとの雑談でこんな会話がありました。
 
「この場所は昔は馬小屋だったみたいだね!?」
近くの5寸柱を指差し
「ほら、その黒い柱に何ヶ箇所のホゾ穴(貫穴)が残っているだろう!」
このお宅は、昔は“くずや(茅葺屋根)”であって、200年近く経っているそうででした。
 
私の自宅は「築何年か?」と聞かれ「丁度50年程」と答えたところ、
「50年では、まだまだ新しいんだね!」
と、言われました。
 
9fdf1884.jpg
確かに昔の家(民家)は、100年200年の寿命は当たり前であったわけです。
我が家は50年前の建築で、戦後建てた住宅ですが、8寸角のケヤキの大黒柱と4.5寸角の柱が立ち並んでいます。
(そういえば「大黒柱ってえのは“女”なんだ」てことを、最近何かの本で読んだ気がするけど、何でしたか?)
 
今の日本の住宅寿命は26年前後といわれますが、昭和30年以降急激に住宅の質が低下したようです。
昭和25年の“住宅金融公庫の仕様書”の発行を期に、住宅そのものも大量生産・消費の一員となり、家づくりそのものが180度の方向転換をしてしまったようです。
 
そんな、こなしの家づくり時代は既に終わり、今、21世紀の新しい家づくりが始まろうとしていますが、昔を見直すことで多くのヒントが与えられるようです。
 (写真は、我が家のケヤキの大黒柱です。)
 


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