2005年12月

2005年12月31日 17:36

2005年も、いよいよ今日で最後になりました。 記録的寒さの12月もここ2日間こちらでは小休止のようで、穏やかな日和のもとに新年を迎えられそうです。

実は一昨日の1229日は、私の四十何回目かの誕生日でした。 戸籍の上では11日生まれですが、実際に産声を上げたのは年の瀬も押し詰まった、昭和33年の1229日であったそうです。

ちなみに同日生まれの有名人は Mr.マリック(マジシャン)・浜田 省吾(ミュージシャン)・鶴見辰吾(俳優)・太田 守(お笑いタレント)、そして先日、トリノ五輪の女子フィギアスケートの代表に選ばれた荒川 静香 などがいます。 

そんな訳で、来年2006年の干支である戌年生まれの私はまさしく年男でもあり、そして私と同年の年男、年女には 萬田 久子 辰巳 琢郎 陣内 孝則 小宮 悦子 原 辰徳 三屋 裕子 などがいます

 

又、私の場合、六星占術的には「陽の金星人」にあたり、今年までの3年間が「大殺界」(実はつい最近知ったのですが)で、来年からは運が上向きになるようです。・・・・・と、自分の都合の良い占いは信じる私です。

最後に今年一年、家族が皆健康で無事に過ごすことができ、事業の方も無事越年することができましたことを感謝し、2005年最後のブログ投稿にします。



2005年12月28日 22:28

今年も余すところあとわずかになりましたが、今年一年を振り返ってみますところ、まず世の中の出来事で印象的なことといえば、「JR福知山線脱線事故」「衆議院選挙自民党圧勝」「プロ野球ロッテ日本一」などが私の中では挙げられます。

又、建設業界においても大きく揺れ動いた一年でしたが、まず始めに起こったのは「悪徳リフォーム業者」の横行で、年配者を中心に被害に遭うといった事件が多発し、その手口はハッキリものを言えず周囲に相談することのできない、弱者の立場を狙った悪質なものでした。

その後「アスベストによる健康被害」が突然のように表面的となり、3040年も前のアスベスト吸引が今に、重大な健康障害となって表れ始めた。 これは以前よりアスベスト規制を強化していた先進諸国に比べ、これまでの日本の対応の遅れなども指摘されました。 

そして、この年の瀬に来て業界を大きく揺らがしている「耐震強度造問題」であるが、この問題は決着を迎えたわけではなく、来年に持ち越すと共に耐震強度不足のマンション・ホテルの更なる続出。 或いは建築業界だけではなく、癒着による政や官への新たなる波及なども出てきそうであり、奥深いものがありそうです。

今年一年、私自身を振り返りますと、新しい事への挑戦と共に新たな出会いがあり、何かと刺激を受け成長の一年でもありました。

4月の末に「ちっちゃな工務店・リフォーム店クラブ」に入会し、このブログを始めました。 こうして半年以上続けることができたわけですが、ブログを通じての情報の発信と収集にて新たな広がりも生まれました。

又、父親としては長男が小学4年生になり、これまで小学校のPTAには縁のなかった父親が、小学校PTA本部の副会長となったことと、8月からは長男と次男が入団している少年野球チームの監督に突然の抜擢となったことです。

そんな2005年でありましたが、「家族の幸福の城である住まい」という大切なものづくりをしている私としては来年一年も、一本一本の木材に始まり木を育てた人の思い、そして建てる物に住まう人の思いと夢を考えて、皆の思いを形に変える財産となる価値ある住まいづくりを続けて行きたいと思っています。

このブログにこうしてお付き合いして下さった皆様、そして私どもの家づくりの理念にご賛同して下さった皆様、今年一年、誠にありがとうございました。

どうか皆様、良き新年をお迎えになって下さい。 

 

下の画像は、以前当ブログにてご紹介しました、大野勝彦さんの絵はがき集「ありがとう人生」からピックアップしました。

大野勝彦「ありがとう人生」



2005年12月26日 23:46

水分多いコンクリ使用か 藤沢の物件で議員が指摘 (共同通信)

 耐震強度偽装問題で、強度が基準の15%しかない神奈川県藤沢市のマンション「グランドステージ藤沢」について、現地を視察した民主党の下条みつ衆院議員は23日、「生コンクリートに規定量以上の水を加えた『シャブコン』が使われた可能性がある」と指摘した。

 下条議員は「実際には、耐震強度が15%よりも不足し、耐久性も低下しているのではないか」と話している。

 マンションは木村建設(熊本県八代市、破産)が施工し、ヒューザー(東京都千代田区)が販売した。木村建設は「コンクリートの水増しはしていない」としている。

 下条議員は、木村建設が藤沢市に提出した工事段階の写真を入手。生コンと水の比率が適正かどうかを計測した結果を示す写真約70枚のうち、少なくとも1割はコンクリートの崩れ具合が大きく「水の量が過大なのが明らかだ」としている。 


コンクリート工事におけるコンクリートの水増しは、生コン打ち込み現場において作業性を向上させるために結構よく聞く話であるが、これがコンクリートの強度と耐久性の低下となる、重大な瑕疵につながることを知らない現場施工者が結構いるようである。

我々の戸建て住宅においても基礎工事はコンクリート工事になり、鳶(とび)或いは頭(かしら)と呼ばれる職方が施工し、コンクリートの知識が浅い頭も少なくないようだ。

コンクリートの耐久性と強度を決める「水セメント比」

コンクリートの話を始めると長くなってしまうので、ここではかいつまんで話すが、そもそもコンクリートの圧縮強度・耐久性は「水セメント比」で決まる。 コンクリートは強いアルカリ性であるが、時間の経過と共に表面から中性化が進み、鉄筋の位置(通常被り厚さが30mm)まで中性化が及ぶと大気中の酸素によって鉄筋が錆び始める。 この状態をコンクリートの寿命とし、ここに至る年数を「中性化速度」といい、中性化速度の遅い(耐久性の高い)コンクリートを得るには、コンクリート中の水とセメントの重量比である「水セメント比」を小さくする。

現在一般に用いられているコンクリートの水セメント比は60%前後であるが、この場合の中性化速度は60年程度であり、水セメント比を55%にすると中性化速度は二倍の120年になる。

又、コンクリートの強度においても、水セメント比を小さくすると強度が高まり、水セメント比が小さいほど丈夫で長持ちするコンクリートが得られるのだが、水セメント比を小さくするとコンクリートの流動性が鈍り(スランプが小さくなる)作業性が悪くなるので、一般的には水セメント比50%程度が限界のようである。

我々がレディーミクストコンクリート(生コン)を発注する場合「21-15-25」というような数字を指定するが、これはコンクリートの「呼び強度-スランプ-粗骨材の最大寸法」を表している。 こうしてコンクリートの強度と流動性を指定して頼んだコンクリートに、作業性が悪いからといって現場でコンクリートに水を足してしまうと、耐久性と強度が極端に低下してしまう訳である。

夏季も冬季も充分な養生を

また、コンクリート(ポルトランドセメント)は水硬性であり、水との化学反応で凝結し、水中でも固まるのである。 早く固めようとして直射日光に当てたり風を送ったりしてコンクリートを乾かそうとすることは間違いで、クラック(ひび割れ)の発生と強度不足が起こりますので、湿潤状態を保つように養生をします。

この他、コンクリート施工上の留意点とすると、朝夕の寒さが氷点下となる丁度今時のコンクリート打ちです。 この時期は打設後にコンクリートが凍ってしまう危険性があり、凍結によりコンクリートを破壊してしまいます。 また、コンクリートは4℃以下では強度が進まないともいわれていますので、冬季のコンクリート打ちには充分な養生が必要となります。



2005年12月24日 12:36

♪♪あわてんぼうのサンタクロース 煙突覗いて落っこちた♪・・・

 ・・・ってなわけで、今夜はクリスマスイブです。

 

煙突掃除

こう見えてもまだ保育園に通っている二人の娘を持つ父親である私ですが、その娘たちの 「お父さん!サンタさんが真っ黒にならないようにエントツ掃除して!」 という言葉に刺激され、今日は薪ストーブのエントツ掃除をしました。

写真は、事務所に設置してある薪ストーブの煙突ですが、一直線で屋根に出ている煙突であり、掃除も比較的簡単にでき、1時間もあれば上から下までしっかりと掃除完了します。

薪ストーブの煙突も、途中でエルボ(L字曲がり)している場合は、そのコーナー部分に煤(スス)が溜まってくると、加熱して火災の元となったり、煙りの抜けが悪くなって薪の燃えが悪くなったりと、特に注意が必要です。

 

ところで、日本海側は相変わらずの大雪が続き、新潟では大規模な停電が発生し、市民生活に大きな支障を及ぼしているようですが、オール電化に限らず大なり小なりと電気に依存せざるを得ない、現在の我々の生活です。 

今回の長時間の停電により、安定した電力供給の有難さ、或いは電気に頼り過ぎない生活方法など、何かとお感じなった方も多いのではないでしょうか。 

万が一、北朝鮮が日本に対しミサイル攻撃を行う場合に、「第一の標的は原子力発電所」などと言われていますが、電力供給の停止も含め、今の日本のウイークポイント(原発依存と電気依存)のようです。

我々庶民の生活に「炎」が消えつつある昨今、そして便利さと引き換えに大切な何かを失ってしまっていると感じるこの頃ですが、皆さん薪ストーブのある生活も、一つお考えになっては如何でしょうか。


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2005年12月22日 06:07

寒気が居座り続けて3週間以上になり、その寒気も一向に退く気配が無く、今日は寒さに追い討ちをかけたような一日です。 12月としては記録的な寒さといわれています、このところの気象異常ですが、例年にない大陸からの大寒波は、日中関係・日韓関係の冷え込みが大きく影響しての南下とも囁かれ始めた今日この頃です。

そんな訳で今日は一年で昼間の時間が一番短い「冬至」です。 冬至は確かに一年で一番昼間の時間が短いのですが、日の出が一番遅いのと日の入りが一番早い日ではないことは、気象に詳しい方ならご存知でしょう。 [均時差「視(真)太陽と平均太陽の時角差」による時間のズレ]

日の入りが一番早いのは「冬至10日前」とよく言われますが、日の出が一番早いのは1月7〜8日頃だそうです。

 

さて、2003年の夏至から始まり、今年で3年目、5回目となった「1,000,000万人のキャンドルナイト」も、今宵の冬至の夜です。

http://www.candle-night.org/

以下、呼びかけ文を載せましたので、皆さんもスローな夜を味わっては如何ですか。

 

「100万人のキャンドルナイト 2005冬至」

〜呼びかけ文〜

私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。

2005年の冬至の日、12月22日夜、8時から10時の2時間、

みんなでいっせいに電気をけしましょう。

ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。

しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。

ある人は省エネを、ある人は平和を、

ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。

 

プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。

それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、

文明のもっと大きな可能性を発見する

プロセスであると私たちは考えます。

 

一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、

ただ2時間、でんきを消すことで、

ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を

地球上にひろげていきませんか。



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