2005年11月
2005年11月17日 00:12
10月5日に着工した埼玉のT様邸のリフォーム工事も、今週一杯で大方の完成を向かえる。
「以前から直したいと思っていたものの、信頼できる業者が見つからずに迷い、踏ん切りがつかずにいた」と、いっていた叔父でもある今回のお客様ですが、お盆にお客に見えたのがきっかけで私どもにリフォーム工事を頼み、予想を超える仕上がりに大満足です。
今回、大工工事の協力を頂いた太田の吉田工務所の吉田さん、大工暦十数年とまだ30歳台の大工さんですが、本格的な日本建築の親方さんに仕込まれ、その腕前を充分に発揮し活躍して頂き、助かりました。
また、次の機会も是非お願いします。
お施主さんが思い切って踏み切った今回のリフォーム工事の内容は、
【リビング・ダイニング・キッチン】
・ 暗くて乱雑となったキッチンと磨り減ったキッチンの床板
・ キッチンから中廊下を隔ててある、殆ど使っていない床の間付の和室
↓
・ キッチン・中廊下・和室をワンルームのリビング・ダイニング・キッチンルームにリフォーム
・ 内装は呼吸する自然素材で施工
リフォーム後のLDKルーム (「はいからさんナチョラル色」の色むらが気になります)
天井は「すっぴんクロス(織物クロス)」
床は「檜フローリング(15mm厚の尾鷲檜)」
壁は「珪藻土はいからさん(調湿性能抜群)」
(次回に続く)
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2005年11月13日 23:30
植物性プランクトンの化石である珪藻土は、「多孔質であり調湿効果が高い」ことは良く知られている。
そこで近頃、その効果を利用して壁材として多く活用されてはいるのだが、珪藻土自身は固まる性能を持っていないため、凝固材として石膏やセメント或いは接着剤を使用している。
要するに固まる材料に珪藻土を混入している訳であり、今までの珪藻土壁材の含有量は少ないものは1%からで多くても50%程度とされていた。 また、使用する凝固剤の種類によっては、珪藻土の多孔質を塞いでしまい、珪藻土本来の性能を発揮できないものも珍しくは無く、珪藻土とは名ばかりものも多かったらしい。
今回のリフォーム現場で使用した珪藻土壁材【はいからさん】は、珪藻土の含有率が70%と高く、凝固材に海水から採取した【にがり】の凝固作用(マグネシアセメント)を利用しているため、珪藻土の細孔を塞がずに珪藻土本来の性能を十二分に発揮できる究極の珪藻土壁材といわれている。(一般的な珪藻土壁材の3倍の調湿性能がある)
前回の投稿記事にて「はいからさんの色むら」の件をご報告しましたが、この色むらは、夜半の降雨により多湿状態となった部屋の湿気を壁材が吸い込み、多くの湿気を吸い込んだ部分が濃い色に変色したものであった。
この色むらは壁の乾燥と共に薄らいで来る訳であるが、ここでこの【はいからさん】の調湿性能が実証されたとも言える。
「湿気によるはいからさんの色むら」実はこれほど顕著には現れないようであるが、今回この部屋に現れた色むらの原因として考えられることは幾つかある。
・ キッチンであるために他の部屋に比べて湿気の発生が多い。
・ シーラーによる下地処理が不十分であった。
・ 練り方として水の調合はマニュアル通りではあったが、水の分量が多すぎた。
・ ナチョラル色は色むらが出やすいのかもしれない?
その後にはいからさん施工した寝室(ベージュ色)であるが、増築部分の新規の石膏ボード部と既存の繊維壁部分(繊維壁を剥離)に【はいからさん】を塗ったが、キッチン(ナチョラル色)のような顕著な色むらは今のところ現れない。
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2005年11月07日 23:01
☆ 埼玉県のT様邸リフォームにて
先月の25日に施工したアトピッコハウスの究極の珪藻土「はいからさん」
初めてのはいからさん施工とあって、アトピッコハウスさんから施工指導に来て頂き、リビング&キッチンルームの壁を施工した。
左官屋さんは桐生で左官業を営んでいる森山さんで、左官歴14年と若手の左官職人である。
森山さんは勿論「はいからさん初体験」であったが、施工指導に来て頂いたアトピッコハウスの吉本さんにも「腕が良い」とお褒めを頂いた程でした。
今回の「はいからさん」、色は「ナチョラル」と3種類ある中の中間色である。
発売当初、珪藻土の原材料が原因となった「色むら」が問題となった「はいからさん」であるが、その問題はクリアーされ、「色むら騒動」も落ち着いてきたといわれた。 施工後10日(写真左)には多少の色むらが気になっていた程度が、昨晩の湿気を多く含んだ雨により色むらが現れた(写真右)。
別の部屋のはいからさん施工を明日に予定しているが、本日の色むらの原因究明も含めアトピッコハウスさんに再度来て頂くことになっている。 小さな現場ではあるが、フォローをしっかり取って下さるので助かります。
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2005年11月01日 22:21
10月29日(土) 30日(日) の2日間、地域イベントとして、
地域材の家づくりの会として、「あずま材の家づくりの会」も毎年恒例として一角をお借りし、包丁砥ぎの無料サービス ・ 家づくり相談コーナー ・ 住宅木材、材料の展示 などを行った。
包丁砥ぎは2日間で60数本の包丁を砥ぎ、展示コーナーでは伝統構法の継手・仕口加工、檜の無垢板フローリング(切れ端を持ち帰りサービス)、究極の左官塗り壁(はいからさん)などの展示を行った。
秋は何かとイベント事業が目白押しであるが、何よりも空模様が一番心配なこととなる。
土曜日の天気予報は雨の予報であったが、午前中、一時的にぱらついただけで2日間共に天気に恵まれた三大祭であった。
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